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大阪星光学院中学校05年第1問(2)

(問題)

 6けたの整数2□6□1□は、27と37の公倍数です。このとき、万の位の数字は□、百の位の数字は□、一の位の数字は□です。


(解答・解説)

30秒以内に解ける問題です。
3×37=111を覚えていれば、27と37の公倍数が111×9=999の倍数となることが一瞬でわかります。
いま、万の位の数字をA、百の位の数字はB、一の位の数字をCとします。
  2A6
 +B1C
  999
を満たすA、B、Cを求めればいい((注)を参照)ので、一の位の数字(C)は3、万の位の数字(A)は8、百の位の数字(B)は7となります。
(注)
  2A6B1C
 =2A6×1000+B1C
 =2A6×(999+1)+B1C ←999を作り出します。9の倍数判定法のときも同様の変形をしたはずですね。
 =2A6×999+2A6+B1C ←分配法則を利用しました。
が999の倍数となるためには、2A6+B1Cが999の倍数となればいいですが、2A6+B1Cが999×2=1998以上となることはないので、2A6+B1C=999となります。