東大寺学園中学校2013年第1問(3)
(問題)
10円硬貨を4枚、50円硬貨を1枚、100円硬貨を1枚持って、あめ玉を買いに行きました。このあめ玉を最も多くて8個まで買うことができます。また、このあめ玉を何個か買えばおつりのないように支払うことができます。このとき、このあめ玉1個の値段は何円ですか。
(解答・解説)
30秒以内に解ける問題です。 10×4+50+100 =190円 であめ玉を8個は買えるが9個は買えないので、あめ玉の1個の値段は 190÷9 =21.・・・ ←下限チェック 円以上 190÷8 =23.・・・ ←上限チェック 円以下、つまり、22円か23円となります。 ところで、与えられた硬貨の額面は10の倍数なので、あめ玉をいくつか買って、ちょうど10の倍数の金額(190円以下)とするためには、22(2の倍数)円のあめ玉を5の倍数の個数だけ買うか、23円のあめ玉を10の倍数の個数だけ買うかになりますが、190円以下では、22円のあめ玉を5個買う場合(100円硬貨と10円硬貨1枚ずつ)しかありませんね。 ←文章題で条件が不足している場合は、整数条件(倍数条件)を考えるとうまくいくことがよくあります。 したがって、答えは22円となります。