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愛光中学校2013年第1問(8)

(問題)

 1、2、3、4、5を1回ずつ用いて5桁(けた)の数ABCDEを作りました。3桁の数ABCは4の倍数、BCDは5の倍数、CDEは3の倍数です。このとき、Dは[@]で、5桁の数ABCDEは[A]です。




(解答・解説)

基本的な倍数判定法を理解していれば、30秒以内に解ける問題です。
まず、BCDが5の倍数という1番厳しい条件を考慮します。Dは0か5となりますが、0はないので、5に確定します。
次に、確定したDが絡むCDE(C5E)が3の倍数という条件を考慮します。各位の和が3の倍数で、Dが3で割ると2余る数だから、C+Eは3で割ると1余る数となります。
残っている数字のうち2数の和が3で割ると1余る数字となるのは、1と3、4と3の組み合わせだけになります。 ←残っているカードを3で割った余りで分類しておくとすぐにわかります。
ここで、ABCが4の倍数(当然2の倍数でなければならないですね)という条件を考慮すると、Cは偶数となるので、Cは4に確定し、Eが3に確定します。
この時点で残っている数字は1と2になります。
再度ABCが4の倍数である条件を考慮すると、下2桁のB4が4の倍数となることから、B=2と確定し、A=1と確定します。
したがって、@は5、Aは12453となります。