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慶應義塾普通部2005年第1問(2)

(問題)

 A、Bにあてはまる整数を求めなさい。5つの分数の分母はすべて異なり、AはBより大きい整数です。
  1/6+1/3+1/A+1/4+1/B=1




(解答・解説)

30秒以内に解ける問題です。
1/6+1/3+1/2=1は中学入試で結構出題されるので、覚えている人も多いでしょう。
1/4が1/2の半分であることに注意すると、1/A+1/B=1/4となることが一瞬でわかりますね。
AはBより大きい整数だから、1/A<1/Bとなります。
1/Bは1/4×1/2=1/8より大きく、1/4より小さいから、Bは4より大きく、8より小さい整数となります。
5つの分数の分母が異なることから、Bは5か7となります。
B=5のとき、
  1/A
 =1/4−1/5
 =1/20
となり、条件を満たすので、これが答えとなります。 ←厳密には、B=7が条件を満たさないことを確認しないといけません(実際、1/A=1/4−1/7=3/28となり、条件を満たしません)が、スピード勝負の慶應普通部の入試では、省略したほうがいいでしょう。