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南山中学校女子部2022年算数第4問(2)

(問題)

 異なる5つの素数について考えます。5つの素数の平均が18,ある3つの素数の平均が15であるとき、5つの素数の中でもっとも大きいものを答えなさい。




(解答・解説)

京都大学などの大学入試問題でよく問われる特徴的な素数(唯一の偶数である2、唯一の3の倍数である3)を思い浮かべれば、10秒程度で解ける問題です。 ←この問題で必要なのは唯一の偶数である2のほうです。
5つの素数の和が18×5=90(偶数)だから、5つの素数のうち1つは偶数、つまり2となります。 偶奇性~奇数5個の和は奇数となるからです。
また、3つの素数の和が15×3=45だから、残り2つの素数の和は90-45=45となり、2つのうち1つは偶数、つまり2となり、もう1つは45-2=43となります。 偶奇性~奇数2個の和は偶数だからです。
和が45である3つの素数の中に43を超えるものはないから、5つの素数の中でもっとも大きいものは43となります。
なお、残り3つの素数は3、17、23などが考えられますが、求める必要はありません。