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慶應義塾中等部2022年第2問(2)

(問題)

 6%の食塩水が270gあります。これに、食塩を□g溶(と)かしたところ、15.4%の食塩水になりました。




(解答・解説)

10秒程度で解ける問題です。
水の量が一定であることから、「水の濃度」(=水の量/食塩水の量)に着目します。
「水の濃度」が(100−15.4)/(100−6)=84.6/94=42.3/47=9/10倍になり、水の量が一定だから、食塩水の量は10/9倍となった、つまり、1/9増えたことが分かります。 ←42.3と47の差の4.7を考えればすぐに約分できますね。
したがって、加えた食塩の量は270×1/9=30gとなります。
なお、6%の食塩水270gと100%の食塩水を混ぜて15.4%の食塩水を作るという天秤算として処理すると、次のようになります。
腕の長さの比が(15.4−6):(100−15.4)=9.4:84.6=47:423=1:9となるから、混ぜた食塩水の比はその逆比の9:1となり、加えた食塩の量は270×1/9=30gとなります。