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大谷中学校2016年1次A第3問(3)

(問題)

 A、B2種類の食塩水があります。AとBを3:1の割合で混ぜると5%の食塩水になり、AとBを1:3の割合で混ぜると7%の食塩水になります。A、Bの食塩水の濃度(のうど)はそれぞれ何%ですか。




(解答・解説)

30秒以内に解ける問題です。
A、Bの100gあたりの食塩の量(A、Bの濃さと同じ値になりますね)をそれぞれ単にA、Bと表記します。
AとBを3:1の割合で混ぜると5%の食塩水ができるから、食塩の量に注目すると、
 A×3+B×1=5×4
となり、AとBを1:3の割合で混ぜると7%の食塩水ができるから、
 A×1+B×3=7×4
となり、このことから、次のようになります。 ←A2個をB2個に交換すると2×4増えるから、AをBに交換すると1×4増え、BをAに交換すると、1×4減る(このことは、2つの式を見比べればわかります)ので、機械的な作業になります。
 A×4+B×0=4×4
 A×3+B×1=5×4
 A×2+B×2=6×4
 A×1+B×3=7×4
 A×0+B×4=8×4
したがって、Aの濃度は4%となり、Bの濃度は8%となります。
なお、ダブル天秤で解くこともできます(六甲学院中学校2003年算数第3問の解答・解説をを参照)。