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西大和学園中学校2024年東京・東海会場算数第1問(2)

(問題)

 2つの容器A、Bがあり、Aには濃度(のうど)が□%の食塩水が400g、Bには濃度が10%の食塩水が300g入っています。Aから100gの食塩水を取り出し、Bに入れてよくかき混ぜ、その後、Bから300gの食塩水を取り出してAに入れてよくかき混ぜると、Aの食塩水の濃度は15%になりました。




(解答・解説)

30秒以内に解ける問題です。
それほど複雑な操作ではないので、フローチャートをかくまでもないでしょう。
食塩の量と食塩水の量を追跡していきます。
最初、Aに含まれる食塩の量を⑯gとします。 ←あとで、2回1/4倍するから、無用な分数(小数)を避けるため、このようにおきました。
最初の操作で、⑯×1/4=④gの食塩がBに移動し、⑯-④=⑫gの食塩がAに残ります。
2回目の操作で、(④+300×10/100)×3/4=(③+45/2)gの食塩がAに戻り、Aの食塩の量は⑫+③+45/2=(⑮+45/2)gとなります。
2回の操作により、Aの食塩水の量は400-100+300=600gとなり、濃度が15%となっているから、
  ⑮+45/2=600×15/100
  ⑮=135/2
  ④=135/2×④/⑮=18
となり、Aの最初の濃度は
  ⑯/400
 =④/100
 =18/100
 →18%
となります。